昆虫のように生きていきたい
rock21

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2007年09月26日

■吹きすさぶ風
ぴろり~ん、と登場!ミュージックスタートっつってリモコン電池切れ。

「いまのぼくには、流行りがまったくわかんにゃい!」
とやたらはっきりネガは言った。
(にゃい!って言われてもな)
ネガくんがどこに行っていたのか。
噂はさまざま巡り、服役中だとか悪い年増に騙されているだとか公務員になったとか、みんな好き勝手言ってた。
言ってたろ?君もさ。やーやーいいのいいの、悪びれないで、所詮ネガ。

「でっ、どこ行ってたんすか」
「(めそめそ)」
「いきなりめそめそされても!」
「・・旅に出てました」
「へーどこ」
「北欧・・」

突っ込みづらい!
流行りのオシャレなお国やん!

ネガくんは北欧を旅していた。おおかた妖精でも探していたんだろう。
どうせまた女の子にフラれたんでしょ。傷心旅行ってやつ。

「なんかおもろいものあった?」
「ありました」
「なに」
「自分」

ああ、改めましてこんにちわ初めまして。語り手はぼく、ウィルソン岡田。パイロットです。
嫌いな言葉は、自分探し。
地球の裂け目に呑まれてマグマっちまえ!

ネーガ、ネーガ、ネーガ
(悪いおまじない)

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2007年09月07日

■夢の部屋
ぼくが夢の部屋に入って、10年になる。
前任者は高齢のため退いた。
87歳の男性で、おじいさんと呼んでも差し支えなく、たしか天命はあと2年とゆうところだったから、いまはもう亡くなってるはずだ。
任期はだいたい天命の2、3年前に終わる。
残りの数年は好きに生きて良いとゆうことのようだが、80代90代の限界はやはりあるから、だいたいは湯治かガーデニングなんかだ。
(もちろん部屋による。お風呂の部屋の人なんかはもういいだろうしね)
性欲はほとんどないようだけど、結婚する人は意外に多い。
お互い高齢の初婚。
つまりぼくらの結婚適齢期は80代とゆうことになる。

学校を出て部屋に配属されてからは、ぼくらは基本的に外には出ない。
場合によっては、この人生は不幸とされるだろう。
でもぼくらは小さな頃からこの生き方が定められていて、学校でもそのための知識を身につけていて、それは不幸でもなんでもなかった。
心惑うことといえば、配属の発表のときくらいかな。

ちなみにいまぼくがいる夢の部屋はわりと憧れの部屋だ。

人間はすべての夢を自分で見ているように思っているが、夢のいくつかはこの部屋から配られている。
封書みたいに夢は配られる。
配達人もいる。
彼らは部屋に属さず、雇われてシフト制で配達している。
そこもこの部屋が憧れの対象となる要員だろう。
ぼくらにも孤独感はあるんだ。

それから、もっとも羨まれる理由は、人間が生み出す夢の美しさだ。
ぼくらから配達される夢とは別の、彼ら自身から生まれる夢。
その夢を、間近で見ることが出来るのだから。
人間は弱くて強くて美しく醜い。
光と闇のバランスは、神が誇る逸品だろう。
混沌と静寂。
それは宇宙の成り立ちである。

いまぼくは10年間、毎日これらの夢を見ているが、いまだに心は震える。
人間の愚かさをすべて忘れてしまう。
はじめて見たときは思わず泣いてしまった。その後も何度も。
青空に向かう、光る砂粒のようだと思う。
あなたにも見せたい。

2007年08月26日

■紙の部屋
ああー、神の部屋かと思ったら紙の部屋~
「いらっしゃいませどーぞー!」
なにそのやっすい服屋のかけ声。
「あのー」
「いらっしゃいませー」
「売ってるんですか、この紙。裏紙みたいですけど」
「売りません」
「え、でもいらっしゃいませって…」
「たんなる景気づけですよ」
「あ~…どうですか、その、景気とか」
「別に。あ、あそこの緑の扉の斜め前あたりがあなたの会社が出してる紙のゴミです」
「いっぱいあるなあ」
「読者がいらなくなって捨てたのも入るし、あと社内のミスプリとかもね」
「なんか反省します。地球環境のこととか考えないとほんとダメっすね」
「考えたかったら考えたら」
「ここそうゆうとこじゃないんですか」
「違う。ここはたんにいらなくなった紙置場で、自分は管理人みたいなもん」
「で景気づけてるんだ、たまに」
「そう。アクセントとして」
「なるほど」
「神の部屋探してるって?」
「あっはいすみません」
「曲がるとこ間違ってるよ。この1本先を曲がるといい」
「ありがとうございます。ちなみに個人的な意見でいいんですけど、こんなにも無駄に使われる紙についてあなたはどう思われますか」
「滅び」
「うわ~」
「ゴミ作るってどんな気持ち?載せてる情報もゴミみたいなもんだろ?」
「そそそんなことは…」
「まあまあいいよ。意地悪言いたかっただけだから」
「やっぱ反省します」
「好きにどうぞ」
「はい…じゃ行きます」
「うんまたね」

あ~紙の部屋怖かった!人は良かったけど。なんかウンコしたくなった。

2007年08月23日

■はじめの子
混沌の中生まれた子は骨のない子だった。
生み出した者たちは、能力ある者であったが、その始めの子は失敗作であった。
骨のない子はしかし純粋でケガレがなかった。
子孫を残すことはなかった。
それまでに始末された。そもそも繁殖能力に欠けてもいた。そこが1番の問題点だった。
彼らは(始めの子はある程度の人数いた)生かされたあいだ集落を作り、土地を耕し食物を得ることもした。
狩りには不向きだったので、肉食はしなかった。
生み出す者たちは、出来るなら自分たちに似たものを作りたかったので、そうでない始めの子は醜く、必要ではなかった。
繁殖能力に欠けていたため、ほっておいても滅びたが、その後生み出した者(彼らに似た「まっとうな」者)との混血を恐れ始末したのだ。
後の子たちも純粋であったが、彼らには生まれた時から美醜の概念があった。
成功と失敗。
それは善悪に繋がり、光と闇を生んだ。
それはなくなることのないものであり、後に進化してゆく彼らを苦しめた。
彼らは生み出した者たちを越えることになる。
生み出す者の方には進化はなかった。長い間ずっと、自分たちが最強であると疑わず、また生み出した者たちにもその概念を、呪いのように精神に刻印していた。
進化は死によってもたらされる。
生み出す者には死はなかった。彼らは永遠であることを最強の印とした。
しかし、はかなく限りあるもの の中から、真の永遠と強さは生まれたのだ。
また、死は輪廻を生み、始末された始めの子たちの魂が後の子の形態に入ることとなる。
始めの子たちはとても長いあいだ、形なき者としてさまよっていた。
自由で気楽に。誰からも憎まれず、誰からも比べられず。
だが時々、郷愁におそわれた。
風を感じたかった。
形がなければ風は感じられない。
食物になるものもならないものも、彼らは大地から伸びる植物と気が合っていたから、再び形を持って会いたいと思った。
生み出す者には形なき魂の管理は出来ない。
それが彼らのジレンマであったが、気が付いたときには後の子たちは多大に増殖しており、始めの子のときのようにやり直しは難しかった。
だから彼らはその形に呪いをかけた。
彼らが恐れた始めの子との混血は、魂によってなされる。
二極ではない「無」を知ることとなる。
永遠の支配は不可能なのだ。


ヒルコの神話

2007年08月05日

■葉っぱ葉っぱイウナ
それにしてもね、ヒッピーや、ヒッピーもどきは葉っぱが好きだよね。
わたしは葉っぱやりながらLoveやらPieceやら言う人は信用ならんよ。
いらないよ。なんにもなしでじゅうぶん世界は満ちてるじゃない。

アイヌモシリでもやっぱ葉っぱ。
逃げるようにそこを抜け出したあと、ぼくは熱を出してある宿で寝込んだ。
宿では不眠症の占い師と相部屋で、その人もアイヌモシリに行っていたのだけど「あれはただのヒッピーもどきで、ただ葉っぱやりたいだけだね。」と言っていた。
ですよね!と思ったが、宿から目的地の途中まで車で乗せてってくれるとゆうのでビックサンキュー!ウホホと車に乗ったら、その人も葉っぱやってんのがほんのり残る匂いで分かって、この状況を表す良い慣用句がありますよねと思った。

近所のバーであるとき話したおっさんは「大阪にはコミューンがないから(いわゆるヒッピー的な。いろいろ手作りでエコでLOHASみたいな)、ここ(そのバー)を拠点に作ったらどうかな。四国のほうにはあるらしいよ。野菜や葉っぱ育ててさ」と言っていて、ぼかぁー吐き気がしましたね。
コミューン、葉っぱ、どっちも受け付けられない…。

言ってみりゃ葉っぱだって自然なものだしね、レタスはよくてなんであの葉っぱはダメなのさって話なんかもしれん。
でも人間の神経に作用する葉っぱは多分、なにか別のものなのではないかしらん。
特別な、たとえば呪術や祭りのようなさ。
まあ、やりたいならやればいい。
選択は自由です。

ちなみにぼくちんはたまたまアイヌモシリから帰るとゆうおじさんの車にムリヤリ乗せてもらって帰りました。
アイヌモシリにいるあいだは、見知らぬ団体(障害者の人たちでした)のテントに入らせてもらって寝袋で寝ていました。
寒くて悲しかった。

北海道より沖縄が好きです。

また気が向けば北海道の話は書こうと思います。フィクションです。

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